2.家を売るときの流れと期間
続いて、不動産を売るときの流れを解説していきます。
2-1.不動産（家）を売る流れの全体像
不動産（家）を売却する流れは、細かくすると5つのステップに分けられます。
不動産会社探しが一番大切ということには変わりありませんが、ステップごとに必要な知識や、注意すべき点があります。
●査定方法は2種類ある
売却計画を具体的にするために、まずは
不動産会社に家の査定を依頼し、家がいくらで売れるかを把握しましょう。家の査定では、「机上査定」と「訪問査定」があります。
「机上査定」は、住所や間取りなどのデータだけで査定する方法で、「訪問査定」は、不動産会社に家を訪問してもらう方法です。
ネットで気軽に査定依頼したいという方は机上査定が選べるということがメリットになります。
不動産会社に不動産を査定してもらうときの手順は以下の通りです。
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●仲介か買取かを選ぶ
『仲介』と『買取』の2つが主な不動産（家）の売却の方法です。
不動産会社に売却活動自体を委託して買主（個人）を探してもらう方法を『仲介』と呼びます。
ほとんどの方が仲介を選択します。しかし、売却までの時間がない場合やどうしても売れない場合は『買取』を試案することも可能です。
『買取』とは、不動産会社等に直接買い取りしてもらう方法です。
物件を買取してもらう場合は『仲介』に比べて売却価格が安くなってしまいますが、メリットもあります。
買取のメリットは以下の通りです。
数日から数週間と短期間で現金化できる 瑕疵担保責任（契約不適合責任）を負う必要がない 仲介手数料が節約できる
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●家の査定・売却で必要な書類
家を売るとき、売主は不動産会社に対して物件や名義人についてなど様々な情報の提出が必要です。
査定時には間取り図など物件情報が分かるものがあれば良いですが、いずれ必要になるので早い段階から揃えておくと良いでしょう。
戸建てやマンションなど物件種別によって多少異なりますが、最低限必要なのは以下の8種類になります。
| No | 項目 | 目的 |
|---|
| 1 | 登記済権利証 | 登記名義人の変更 |
| 2 | 間取り図と測量図 | 物件情報の確認 |
| 3 | 固定資産税納税通知書 | 負担する固定資産税の計算 |
| 4 | 実印、印鑑証明 | 書類への捺印と実印の証明 |
| 5 | 身分証明書 | 売主本人の確認 |
| 6 | 建築確認済証、検査済証 | 建築基準を満たしてるかの確認 |
| 7 | 地積測量図、境界確認書 | 土地の大きさ等の確認 |
| 8 | マンションの利用規約 | マンション内のルールを確認 |
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上記に加えて、マンションの場合はマンションの利用規約も提出を求められます。
物件によって追加で求められる書類もありますが、まずはこの8点を用意しておくとスムーズに売却活動を進められるでしょう。
●売却後は確定申告を忘れずに
無事買い手が見つかり、引き渡しが完了したからそれで終わり……ではありません。
不動産を売って利益（譲渡所得）が発生したなら、確定申告を行う必要があります。
売却した翌年の2月16日から3月15日の間に申告し、譲渡所得税と復興特別所得税を納めることを忘れないようにしましょう。
税金については、5.家の売却にかかる費用・税金で詳しく解説致します。
2-2.不動産（家）を売るのに必要な期間
不動産の売却では、売り出してから売却が完了まで
約6ヶ月の期間が必要と言われています。
各ステップでかかるおおよその目安期間は以下の通りです。
| STEP | やること | 目安期間 |
|---|
| 1-1 | 査定依頼 | 約1~2ヶ月 |
|---|
| 1-2 | 売り出し価格を決める |
|---|
| 1-3 | 会社選び・媒介契約 |
|---|
| 2-1 | 買い手を集める | 約1~3ヶ月 |
|---|
| 2-2 | 売買契約 |
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| 3-1 | 決済・引き渡し | 約1ヶ月 |
|---|
| 3-2 | 確定申告 |
|---|
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家を売るまでにかけられる期間に余裕がない場合、希望より低い価格での売却になってしまう可能性があるので、早めに準備をしましょう。
なぜなら、買主を見つけられたとしても、売主は急いでいるため交渉力が弱くなってしまうからです。
2-3.おしまいに
時間に余裕を持って、１つ１つ確実にステップを踏めば、あなたのお家はきっと高く売れるはずです。
急いでいる方や時間があまり無い方でもご心配なく！
お客様のご希望に沿って、我々「生活プロデュースリーシング」が完全無料で査定させて頂きます。お気軽にご相談下さい。
今回の記事はここまでとなります。
次回のテーマは「住宅ローンが残っている家は売れる？」です。お楽しみに (*^^)ﾉ
